お家で食べるジンギスカン

北海道のご家庭でジンギスカンはどんな風に食べられている?

ジンギスカンは肉に二種類。味付け方法に二種類あります。

 

1.肉の種類

・冷凍された羊肉「圧縮ラム」

・生羊肉

 

2.味付け方法

・生肉を焼いてタレにつけて食べる「後づけ」タイプ。

・タレに付け込んであってそのまま焼いて食べる「味付け」タイプ

 

この四つの組み合わせを「味付け方法」からご紹介します。

 

後づけタイプ

生の羊肉を焼いてタレにつけて食べる「後づけ」

 

1.左端と二番目

圧縮ラムです。

スーパーでは、巾着ビニール袋に入って、800g、100gなんて感じで売られていることが多くあります。

 ベル・ジンギスカンのタレに代表される、ジンギスカン専用タレをつけていただきます。

 

2.左から三番目

生ラム。

流通の発達で姿を現した生羊肉です。

やっぱり生の方がうまいなーー。

生ラムを使ったラムシャブもお勧めです。

 

3.右端

生ラムブロックです。ちょっと珍しい。

キロ単位で扱われています。

スーパーではめったに売っていません。

 

大きめにカットして焼くのがうれしい。

柔らかくてジューシーです。

しかし香りが強烈に羊。

なので、ジンギスカンに慣れてから挑戦することをお勧めします。

 

ちなみに真ん中の黒いシールはハラルマークです。

 

味付けタイプ

すっっごい種類が売られています。

スーパーにはでかいコーナーがあってよりどりみどり。

このページのトップの写真の勢いです。

迫力ですぜ。

 

お値段は、100g/100~150円くらい。

ただし、重さにはタレが含まれているので、肉は70%でしょうか。

 

1.左端

「さっぽろやわらか焼肉ロースジンギスカン」

写真ではちょっとわかりづらいですが。

こんな感じで3袋を帯で巻いたセット売りがよくあります。

一袋の肉容量が、200gくらい。

食べきるのにちょうどいいんです。

足りなければ残りの袋を開ければよろしい。

 

お値段は、100円/100g前後くらい。

羊肉は、主にニュージーランド、オーストラレアから輸入されています。

2014年頃にジャンプアップで値上がりしました。

 

円安、農家の肉から羊毛への転換、世界的な羊肉重要増などなど複合的な原因の模様です。

2016年に入って、また値下がりの気配。ありがたや。

 

2.左から二番目

旭川スーパー「ダイゼン」のオリジナルジンギスカン。

北海道全土にスーパーや肉屋さんオリジナルの味付けジンギスカンがたっくさんあります。

どれも気合いが入っていてうまい。

  

3.左から三番目

圧縮ラムを使った「味付け」タイプ。

自慢のタレに圧縮ラムを付け込んで販売されています。

味付けタイプに使う肉は、昔は圧縮ラムが主流でした。

スーパー・肉屋さんオリジナルは、今でもこれが多いかな。

 

メーカー商品は、厚切りの肉を使うことが多くあります。

  

4.右端

私が一番好きな味付けジンギスカン「あづま成吉思汗」

こいつは最高だぜ!

厚真(あつま)町の「あづま成吉思汗本舗、市原精肉店」で作っています。

 

「あづまジンギスカン レギュラー」400g /700円 が一押し。

適度に脂身を残した厚めの肉カッティング。

甘すぎず奥深い味わいの絶妙なタレ。

噛むほどに羊肉の旨みが口の中に広がります。

 

見かけたら迷わず買っちゃってください。

 

焼くぞ

1.左端

パーティーです。仲間が集まって焼肉コンロでドカドカ焼いてます。

肉は味付き。

最近の味付きは、肉厚タイプが主流です。

肉の味が楽しめてうましです。

 

とうきびや焼き鳥などなど一緒に焼きまくりです。

 

2.左から二番目

お一人七輪焼き。

私のやり方ですが、圧縮ラムは100gくらいずつに小分けして冷凍庫に常備しています。

 

日曜日の午後。

七輪に火を起こして、冷凍したままの圧縮ラムを網にポン。

 

まーーー。なんだ。

あんまりお勧めしませんが、てっとりばやく食べられます。

ペロリとはがれてくるスライスしたラムをタレにつけてドンドンいただきます。

 

実はこれって圧縮ラムの一番よくない食べ方です。

圧縮ラムは薄いので、網焼きするとすぐに水分が飛んで、パサパサ感がでてしまうんです。

圧縮ラムはホットプレートをお勧めします。

 

3.左から三番目

ご家庭でいただくもっともポピュラーな姿。

普通が一番うまい。

 

野菜の上に肉を乗せて、蒸し焼きって感じで火を通します。

山盛りの野菜がうれしい。

 

4.右端

酒の肴に圧縮ラムを二枚ほど。

フライパンで肉だけ焼くと、かなりの水分が出ます。

キッチンペーパーを一緒に入れて、よけいな水分と脂を取ります。

 

邪道な焼き方だけど、生活の知恵ってヤツですか。

お手軽です。